スポーツ業界へ転職したい人「スポーツチームに転職したい。スポーツ業界でおすすめの転職サイト、転職エージェントを教えて欲しい。あと、転職に失敗しないコツとかも知っておきたい」
こういった疑問に答えます。
✔本記事の内容
◆スポーツ業界・スポーツチームに強い転職サイト・転職エージェント4選
◆スポーツ業界・スポーツチームの働き方の実態
◆スポーツ業界・スポーツチームへの転職前に知っておくべきこと
◆まずは行動 → 動きつつ考える、のススメ
◆よくある質問。競技経験は転職に有利?
ぼくはこれまで、スポーツ統括団体やスポーツチームで新卒・中途採用を行ってきました。
募集サイトやスケジュールの確定、実際の募集文言の作成から面接、そして求職者とのやり取りや採用手続き、入社まで。
上流から下流まですべての採用活動で実際に手を動かしてきた経験があります。
そして様々なスポーツ業界・スポーツチームで働いてきて、多くの転職者と一緒に働いてきました。
スポーツ業界人の前職(分かる範囲)
— 安田 良平 (@yasudaryohei424) May 3, 2020
コンサル
代理店
システム設計
教師
IT
芸能事務所
新聞社
テレビ局
航空
通信
証券・銀行
保険
ホテルマン
ブライダル
GMS
旅行
商社
飲食
不動産
公務員
農業
百貨店
製造業
インターン
バイト
元選手
スポーツ業界はこの通り、
転職組welcomeな業界です
こうした実体験に基づいて、募集する側の心理や採用の際にポイントにしていることも含めて記事にしていこうと思います。
スポーツ業界・スポーツチームに強い転職サイト・転職エージェント4選
結論からいうと・・・予算と採用担当者の時間が限られるスポーツ業界では、ポジションや役職、担当業務を、ほぼ決め打ちで募集を行うのがほとんどです。
そして、「欠員が出たから」という理由が一番かと思われます。
その際、自社サイトのみで募集を掛けることが多いのも事実ですが、
①業界全体が大きくなりつつある
②より良い人材を広く集めたい
③異業種からのチャレンジを受け付けたい
という考えから最近では、転職サイト・転職エージェントで求人募集することも飛躍的に増えてきました。
その選択に入りやすい転職サイト・転職エージェントは以下になります。
スポーツ業界・スポーツチームに強い転職サイト・転職エージェント4選
リクナビNEXT|スポーツチームの求人募集ではまず、ここでの募集を検討します。
転職のリクルートエージェント|転職成功実績No.1 ※最大級の転職サイトなので案件が豊富。リクナビネクストと連携しているのも大きいですね。
ビズリーチ|本気で人材を募集したいスポーツチームや協会が利用するイメージ。以前、ラグビー協会が求人を出してニュースになっていました。高給オファーにつき当然に競争率は高め。
マイナビエージェント|人材紹介・転職サイト:元々スポーツ合宿イベントで起業したのがマイナビです。なおクラブで求人を出したらガンガン営業電話が来ていました苦笑。
(参考)Bリーグ・Bリーグ所属クラブの採用情報
リーグとクラブがやり取りし、定期的に最新求人情報がアップデートされています
ちなみに上記の転職サイトで検索を掛けたところ、以下のような求人がヒットしました。
(2021年11月時点での掲載情報から。一部のみ抜粋しました)
興味ある方は早速登録し、応募してみるのも良いかもしれません。
結局は、タイミングとマッチングで決まる
どんなに転職サイトが素晴らしかろうが、どんなに転職エージェントが素晴らしかろうが、転職先の会社が微妙だったら意味ないですよね。
要するに、転職が成功する or しないはマッチングの問題でして、最終的な判断はあなた自身にあります。
まずはサイト登録をしてみて、転職案件の詳細をチェックしてみて、企業担当者に会ってみて、面接で話を聞いてみて…こういったプロセスの中であなた自身が判断することです。
ぼくは、多くのスポーツ団体やスポーツチームで働いてきましたが、良いご縁を頂いた場所を働き場所として仕事をしてきました。
「自分の力が何かの役に立てれば」という想いで、求められる場所で働いてきました。それがぼくの場合、スポーツ業界だったというわけです。
ポイント:企業に選ばれるのではなく、企業を選ぶのが大切
面接と聞くと、『よし、気合入れて受からないと・・・!好印象を与えることができるように頑張ろう』って気持ちになりますが、これは半分正解で半分不正解です。
なぜなら、あなた自身も企業を判断する立場にあるからです。
当たり前ですが、面接で自分を良く見せて、色々と嘘をつきつつ入社しても、それって意味ないですよね。そんなことをしても、入社してから苦しむのはあなた自身です。
面接で自分をよく見せることに否定はしませんが(面接とは本来そうあるべきだから)、どうしても曲げられない価値観はしっかりと主張すべきです。
それでもマッチしたら、その会社はあなたにとっての正解かもしれません。
スポーツ業界・スポーツチームの働き方の実態
スポーツ業界やスポーツチームは不規則な勤務体系です。
ご存じの通り、土日に試合がありますし、平日も夜にナイターで試合をすることもありますので、その日は基本、働く日となります。
なので「決まった時間に仕事が終わり、土日は絶対に休みたい」という働き方をしたい人は残念ながら採用されません。
面接でも「土日は休みたい」という話される方もいましたが、どんなに優秀な方でも、その時点でまず、採用されることはありません。
そこはスポーツ業界やスポーツチームに合わせた働き方が求められます。
よくある疑問:未経験でもスポーツ業界・スポーツチームに転職できますか?
答えはもちろん「Yes」です。
もちろん、希望するポジション、希望する会社にもよりますが、ぼくの場合は経験不問でフラットに求職者をみていました。
業界経験があることは強みになりますが、一方で考え方や働き方が凝り固まっていると判断する場合もあります。
人間は”論理”じゃなく”感情”で動きます。
「これだ!」という企業を見つけたら、自分のスキルが足りなかったとしても、行動してみるのがオススメですよ。
だれもが最初は未経験ですからね。これから学べばいいだけです。
経験の有無よりも、スポーツ業界・スポーツチームでどれだけ働きたいか。その熱さこそ大事だと思います。
ぼくが面接をしていた時には、求職者がこうした「熱い想い」を持っているかどうかは、本人の能力以前として、非常に大切にしていました。
入った後、どうしても入社前のイメージと異なることが出てくると思うのですが、その時に踏ん張れるかどうかは、熱意があれば何とかなるかな、と思っていました。
スポーツ業界・スポーツチームへの転職前に知っておくべきこと
転職前に考えるべきことは次のとおり。
辞めたあとのことを考えましょう。
「さてこれから転職しようと考えているのに、なぜに辞めたあとのこと?」って思うかもですが、大切なことです。
会社は個人を守ってくれない
スポーツ業界・スポーツチームは、社歴が長い人がいる一方、社歴が3年未満の短い人も圧倒的に多い。
残酷なお知らせとして、会社はあなたを守ってくれません。
理由なしであなたを守ってくれる存在は、家族くらいだと思います。
そして勤務時間や勤務スケジュールはどうしても試合があるために不規則です。そのため会社の人と一緒に動きことが多くなります。
転職は「ご縁」であり、本人の能力や人柄などに関係なく、「業界に合う人、合わない人」が一定数発生します。
入ってするに辞めてしまわれるのは会社としても残念ですので、この部分は面接する側も慎重に見極めようとしますが、こればっかりは、入って働いてみないと分からないかなという感じです。
武器を持とう
オススメなのは自分の武器を持つことです。
これは面接でも強いアピールポイントとなります。
希望するスポーツ業界・スポーツチームがどういった課題意識から採用活動しているかにもよりますが、いずれにしろ面接でアピールできることがあるのは、強い武器になります。
この武器はキラッと光る部分があれば、正直なんでも良い。
既に働いている方が、スポーツ業界・スポーツチームに転職するのであれば、今の会社でこうした実績があるというのがあれば分かりやすいでしょう。
一番分かりやすいのは、「営業で●●%の成績を残しました。だから貴スポーツ業界・スポーツチームでも力になれます!」
これなら採用する側も、採用したらこうした形で戦力になるかな、と分かりやすい。
もしあなたが新卒なら、新卒カードを使って、なんでも良いので「学生時代にこれをやり切りました!」と言えるものを一つは作っておくと強いです。
※業界的に新卒採用は少ないのも事実ですが・・・
新卒カードが使えない転職組は・・・とにかく自分でスキルを身につけましょう。
自分の経験からおすすめ本をまとめていますので、こちらも参考にどうぞ。
そのスキルが、応募するスポーツ業界・スポーツチームにこう役立つというのが、自分なりに論理的に説明できるのであれば、それはもう「立派な武器」になります。
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よくある質問。競技経験は転職に有利?
スポーツ業界・スポーツチームに転職するために、とてもとても大切なこと。
そして多くの転職者が勘違いしていることをお伝えしておきます。
そのスポーツが好きか嫌いか、競技経験があるかないか、採用の合否には、ほとんど関係ありません。そして、面接でのアピールポイントにもなりません。
面接でよく、「自分は学生時代、●●(競技名)でインターハイ出場しました!」みたいなアピールをされることがあるのですが、これは全くアピールになりません。
乱暴に例えれば、
鉄道会社が鉄オタだからって採用することが(たぶん)無いのと同様です。
スポーツをビジネスとして考えて働く人を求めている、と書けば、ここまで読んだ皆さんなら分かりますよね。
ちなみに応募書類段階であれば、【参考程度】に書いておく分には、マイナスにはなりませんので、書いておくと良いでしょう。
まずは行動 → 動きつつ考える、のススメ
何ごとでもそうですが、まずは動いてみないと何も変わりません。
じゃあ、本記事で紹介した転職サイトや転職エージェントを使うタイミングはいつか?その答えは、会社を辞める前であり、今すぐ行動が一番の正解です。
よくある話で「会社を辞めてから考えればいいや」って人がいますが、一度会社を辞めてしまうと収入が0円になります。
じゃあ、その状態で余裕をもって転職活動ができるかというと…心理的に微妙だと思います。
そしてスポーツ業界・スポーツチームはポジションの数がかなり限られます。
求人を出していても募集人員は1名という場合がほとんどです。
また一度スポーツ業界・スポーツチームに入ってしまえば、その業界内で声が掛かることは本当に多い話です。実際に自分もそうでありました。
まずは行動 → そして、動きつつ考えましょう。
転職サイト・転職エージェントに一度登録してしまえば、あとはメールを確認しつつ、興味ある案件に応募するだけです。
どのサイトも登録は5分程度で終わりますので、是非この機会に行動してみましょう。
リクナビNEXT|スポーツチームの求人募集ではまず、ここでの募集を検討します。
転職のリクルートエージェント|転職成功実績No.1 ※最大級の転職サイトなので案件が豊富。リクナビネクストと連携しているのも大きいですね。
ビズリーチ|本気で人材を募集したいスポーツチームや協会が利用するイメージ。以前、ラグビー協会が求人を出してニュースになっていました。高給オファーにつき当然に競争率は高め。
転職エージェントのマイナビエージェント|人材紹介・転職サイト:元々スポーツ合宿イベントで起業したのがマイナビです。なおクラブで求人を出したらガンガン営業電話が来ていました苦笑。
皆さんの健闘をお祈りします!