【スポーツ業界転職者向け】面接に呼ばれる職務経歴書・自己PR【採用担当者がチェックするのはここ】

スポーツ業界で働きたい人
スポーツ業界で働きたい人

「スポーツチームやスポーツ業界に転職したいなぁ」

「何をアピールすれば良いのだろう・・・」

「面接に呼んでもらえる職務経歴書の書き方を知りたい!」

こんな悩みにお答えします。

自分は、スポーツチームで20年超働いてきました 参考リンク:経歴とプロフィール

採用も担当し、媒体選択・告知作成・書類選考・面接・内定を行った実績があります。

スポーツチームや業界転職志望者の履歴書・職務経歴書を、少なく見積もっても500人くらい見ていました。

この記事を読むことで「採用担当が職務経歴書のどこを見ているか」が分かり、職務経歴書・自己PRを作成する際に、どこに注力すれば良いかが分かるようになります。

採用担当が書類選考通過を出す職務経歴書・自己PRとは?

①ビジネススキルを職務経歴書・自己PRから簡潔に理解できる

求人を出すのは、そのポジションに対して何らかの理由でスポーツチームが困っているから。

求職者がそのポジションの適性があるか、職務経歴書・自己PRでまず見極めます。

担当者がイメージできるよう、ビジネススキルをアピールすることが大切です。

②これまでの業務内容が理解できる

中途採用の場合、必ず見るのが「今までどのようなキャリアパスを積んできたか」

求職者はどんな仕事をしてきたか・・・

そこでは、担当者がイメージを持てるような記載が必要です。

これまでの業務内容は、できる限り、具体的かつ詳細に、そして分かりやすく記載しましょう。

可能な限り、具体的な数字や実績を書いてください。

定性ではなく定量を意識してアピールしてみて下さい。

③スキルや実績がチームに貢献できるかをイメージできる

スポーツチームでは1業務1~3人というポジションが多く、必然とその人にかかる期待や職務の責任は大きくなります。

当然に中途採用では、「即戦力」を求めています。

業界経験者が採用に有利なのは事実です。

しかし、「即戦力」の実際の意味合いは、業務にすぐにアジャストする力があるかどうか、ジョインしてもらえば貢献してもらえるか、というのが本心。

スポーツ業界未経験でも、「扱う商材がスポーツに代わるだけ」と担当者にイメージを持ってもらえる業務経験があれば、もしくは訴えられれば、全く問題ありません。

④「貴社に貢献できる」という自己PRをビジネス軸で書かれている

繰り返しになりますが、「戦力」を求めているからです。

今までこうした仕事をして、このようなスキルを持っている。
この経験・実績は貴社のこうした課題を解決できる。
その力を自分は持っている

この部分がにじみ出ている職務経歴書・自己PRは強いです。

強く言い切るくらいが丁度よい。

採用担当者が、「この人を採用したらこのような活躍がイメージできる」と思わせる内容ならば、「ぜひ面接したい」という流れになります。

職務経歴書・自己PRでは、「自分を面接しないと後悔しますよ」と訴えることが大切です。

⑤年収がマッチする

中途採用は、必然と今ある組織に入ってもらう形になるので、全体バランスは必ず考慮します。

今いるフロントスタッフの年齢と能力から、採用者の想定年収をあらかじめ定めています。

なので、現職での年収がかなり高いと、「面接までしても採用は難しいな」と採用担当して判断し、面接に呼ばない場合もありました。

採用は、販管費(=固定費)増に直結するため、慎重になるのです。

あなたが今、客観的に見て年収が高い状況にある方は、①公募以外の形でスポーツ業界へ入る道を探す、②年収に対する考えを無理のない形で表明する、といった対策を取ることも一つの方法です。

もちろん、スペシャリスト採用やマネジメント採用の場合はこの基準に囚われません。

⑥年齢がマッチする

接客業だからこそ、フレッシュな若いイメージを作りたい。

今いるフロントスタッフが働きやすい環境を維持したい。肉体労働的なところも多い。

そういった思惑から、年齢は若いほど有利なのは事実です。

採用を進める際には、社員の年齢構成がなるべくピラミッドとなり、全体バランスを保つことも意識していました。

また、新卒で3~7年働いて、2社目にスポーツチームで・・・というのが、採用担当が中途採用で思い描く理想だったりします。

ちなみにこの部分も、スペシャリスト採用やマネジメント採用の場合はこの基準に囚われません。

⑥在職中に応募する

離職中の方の応募に関しては「何か理由があるのでは」と少し警戒し、書類選考のハードルが上がったりします。

即戦力を求めている一方で、「離職中」の方に対しては、すぐに働いてもらうことは可能だというメリットはあるのですが、どうしても書類選考は慎重になっていました。

なので、在職中から転職活動することをお勧めします。

⑦社風に合いそうな人間性を感じる

採用した方には、なるべく長く働いてほしい。だから、社風とのマッチングも重視します。

実際には面接で判断する流れとなりますが、提出された職務経歴書・自己PRからも、考え方や人柄が伝わってくるものです。

「合う・合わない」は中の人しか分からないもの。しかし、少なくとも丁寧な表現を用いて職務経歴書・自己PRを作ることで、無用な選考漏れは防げますので心掛けてください。

⑧性別、競技経験はほぼ関係ない

なぜなら、スポーツをビジネスにできる方を求めているからです。

実際に自分は、同じくらいの能力であれば、女性を積極的に採用してきた経緯があります。

「接客業であること」、「きめ細やかな作業が求められること」、「周りとの調和が求められること」、これらを強く考慮した結果です。

スポーツチームで働くことは、女性のほうが向いている印象を持っています。

また、競技経験も問いません。

たまに学生時代の競技実績を強調される方もいらっしゃいますが、書類選考が有利になることはありませんでした。

早めの応募が書類選考通過に有利なことは間違いない

①採用枠が少人数だから

スポーツチームの社員数は、ほとんどが多くない。

その中での求人なため、1ポジションの採用枠は若干名がほとんど。1名か、せいぜい多くて3名程度です。

良いご縁があれば、すぐに求人を閉じるので、動き出しは早いに越したことはないです。

エージェントさんに聞いたところ、スポーツチームの求人は、一般企業の3倍程度のアクセスや応募を集めているとのこと。

チーム状況や注目度によっては、それ以上であることが想像されます。

空いた椅子が限られているからこそ、早く動くことが本当に大切になります。

②書類選考通過の基準はタイミングによって動くから

応募が多い=担当者が眼を通す書類も多いため、選考基準はどうしても変化します。

面接スケジュールが埋まってきて、選考中の方が多くなると、「面接しても、前の方で決めてしまうかも」と考え、募集開始の時に比べて、書類選考の基準を絞ってしまうことがありました。

だからこそ、先手必勝で応募するのが大切だと思います。

③募集告知を出したタイミングが熱量も高いから

採用業務を専属で行っている担当者は、数えるほど。

兼務で、どちらかと言えば忙しい方が多い。

告知を出したタイミングは、毎日のように募集サイト等をチェックできる一方、時間の経過とともに他の業務に忙殺されはじめ、気づいたら採用活動に対する優先順位が下がっていた・・・なんてことが往々にして発生しがちです。

募集告知を出したタイミングこそ、熱量が高く、採用活動に前のめりなのは事実なので、迷っているのなら、担当者の関心が高いうちに応募しましょう。

素早い行動こそ、自らの可能性を拡げます。

この記事を書いた動機

2つの動機があります。

1つ目は、採用担当時の苦い経験が、この記事を書こうと思った動機です。

公募の形で求人し、書類選考通過を連絡して面接したはいいものの、「面接開始から3分もしないで不採用確定」という方が、苦い思い出として、ずっと脳裏に残っていました。

書類選考で見る目が無い、と言えばぐうの音も出ないですが、採用担当としては、できるだけ可能性を拡げたいという想いから、一人でも多くの人とお会いしたい、が本音だったりします。

この経験を逆に考えた時、採用に値する方を書類選考でお見送りしている可能性もあるな、と思いました。

スポーツチーム・業界は、優秀な人財や熱い想いを持った人財を求めています。

そういった皆さんが、書類選考通過⇒面接に進む可能性を拡げたい、という想いから書いてみました。

2つ目は、業界外から熱量高い優秀な方を呼び込みたいという想いから。

自分が採用担当していた際、「経験者よりも未経験者のほうが、組織に刺激を与えらえる」という想いから、業界未経験者を積極的に採用してきました。

確かに眼の前の問題・課題だけに眼を向けると、他チームで活躍されていた方を引っ張る方が、業務の継続性などを考慮すればベターな選択でしょう。

自分も実際、そうやって業界内をジャーニーマンとして渡り歩いてきました。

しかし、他業界で活躍している方にアサインしてもらい、スポーツ業界に新たなエッセンスや刺激を注入することこそ、爆発的な成長を遂げる近道になるのでは、と強く思っています。

その根底には、他業界の優れた事例ややり方をドンドン取り入れることで、スポーツ業界がもっと成長するという仮説からです。

で、ぶっちゃけ何が決め手?

ぶっちゃけ「ご縁、タイミング」です。

答えになってないとツッコミがありそうですが、でも、その縁を手繰り寄せるのは、自分自身です。

✓「是非、面接したい!」と訴える履歴書・職務経歴書を作って自己PRする
✓「これ」と思ったらすぐ行動し、採用の選考レールに乗る

そう、想った時こそ絶好のタイミング。

自らの力で自分の将来をたぐり寄せることこそ、書類選考通過⇒内定⇒入社、そしてスポーツ業界で活躍するために大切な条件だと思っています。

ぜひ、行動してください。

行動することで、知らなかったことが見えてきます。

皆さんのご健闘をお祈りするとともに、スポーツに情熱を持つ皆さんがスポーツ業界にどんどんアサインし、そしてスポーツ業界がより良い業界になっていくこと、一緒に創っていきましょう!

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